糖尿病になってしまう要因は様々|インスリンが大きく関係している

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血糖値のコントロール術

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内臓脂肪も発症の引き金に

がんや脳卒中は患者数の多さから日本人の国民病と言われます。患者数の多さでは糖尿病も負けてはいません。50歳以上の日本人のうち10%が糖尿病患者だというデータもあります。患者数は年々増えており、新たな国民病と呼ばれるほどポピュラーな病気となりつつあるのです。糖尿病には大きく分けて1型と2型があります。遺伝的要因が深く関わる1型は小児期の発症が多く、生活習慣が原因となって発症することの多い2型は成人に多いのが特徴です。全員がそうではありませんが、2型と診断された患者には肥満体型で内臓脂肪が多いというメタボリック症候群の傾向も見られます。内臓脂肪が糖尿病発症の引き金になりやすいことも判明しています。日頃からカロリーの高い食事が続いて肥満体型にある人は、定期的に健康診断を受けて血糖値に注意する必要があります。糖尿病を発症しても初期段階では自覚症状がほとんどありません。2型の場合は病状がゆっくりと進行します。血糖値が高くなると喉が渇きやすくなり、水を多く飲みたがったり尿の量が増えたりします。体重減少や疲れやすいといった傾向も見られます。思い当たる節があったら病院で検査を受けることが大切です。

治療しながら仕事も可能に

糖尿病の治療を行っているのは専門外来の他、内分泌内科や代謝内科といった診療科です。まずは近くの総合内科クリニックで医師に相談するといいでしょう。日本では糖尿病治療が発達しているため、よほど重症化しない限りは糖尿病そのもので命に関わることはありません。高血糖の状態が長期間続くことによる合併症を防ぐため、治療は血糖値のコントロールが中心となります。自分で血糖値を測る器械も使います。体内でインシュリンが作られない1型患者の治療には、自分で打つインシュリン注射が欠かせません。2型患者の場合は食事療法・運動療法・薬物療法が治療の3本柱となります。日頃から高カロリーの食事を好んでいた人にとっては、糖尿病治療用の低カロリー食は味気なく感じられるかもしれません。症状が比較的軽いうちに治療を開始すれば、栄養のバランスに配慮した食事を心がけるだけでも血糖値を下げられるものです。運動療法は特にメタボ体型の人に効果を発揮します。2型の場合は1型と違ってインシュリンの働きを回復させることも可能です。糖尿病患者でも治療をしながら仕事を続け、変わらない日常生活を送っている人は数多くいます。